1. 成績
470 級(全 55 艇)全 8 レース 27 位 4623 野口(3)・中尾(4) 20-25-25-(BFD)-33-21-40-8
2. 成績について
今回のレースは学連レースとしては初めて東京の若洲沖で開催されました。レース海域は荒川と江戸川の流域に当たるうえ、東京湾の湾奥であり潮が非常に複雑かつ強く南風では右海面の端に出せば川からの流れに押される形になるので非常に伸びるという特徴がありました。私たちはレース前に支援艇で潮を計測したり、他大学と走り合わせたりすることでその傾向を他校よりもいち早くつかむことができていたと思います。そ の結果レース前日のプラクティスレースでは 8 位をとることができました。しかし、全 日本インカレレベルにもなると他の選手も右海面が圧倒的に有利という傾向をレース結果などからすぐに掴み取り、スタートでいか本部船寄りからスタートできるかが勝負の分かれ目になるようになりました。自艇も右海面を目指すために本部船寄りからスタートを目指したのですがトップレベルの大学にスタートで負けてしまい、フレッシュで走ることができず有利な右海面に出すことができなくなりました。また、ほぼ全艇が本部船寄りからスタートをしようとしているため、スタートは何度もゼネリコを繰り返し 多くの艇が BFD となり、自艇も BFD をとってしまいました。この英語が最終成績で 大きく足を引っ張ることになりました。
最終日の 2 レースは前日までと変わって北風でのレースとなりました。若洲は 3 方向 を陸に囲まれ、振れ幅が西宮よりもかなり大きく、第 7 レースでは 90 度程度の振れも あり入賞候補の選手たちも皆大きくたたくレースとなってしまいました。結果的にこの レースで大きくたたいた点数を、前日までに BFD をとっておらずカットできた選手が 上位に入ることになりました。
3. 今後の改善点
まず、今回のレースで一番感じたことは、ボートスピードでは全日本レベルでもあまり負けていないということです。しかし最終順位としては真ん中になってしまった要因としては、まず先ほども述べさせていただいたスタートにあると思います。スタートの技術は全国レベルと比較すると大きく劣っており、団体戦や来年に向けて改善しなければならないと思います。次に波に対しての対処です。若洲では西宮に比べて波が高く、クローズでは何とか対処できましたが、ランニングで波に乗せ続けることが波のある海面で練習している関東の水域の大学に比べてできずランニングで大きく抜かれることになりました。波に対する対処は波がある水域でしか練習できないので、来年以降関東 や和歌山への遠征の機会を設けることが必要なのではないかと考えております。
4. インカレ個戦を終えて
まず初めに、インカレに出場させていただくにあたって、多大なご支援をいただいた OB の皆さまに暑く御礼申し上げます。4 年間目指し続けたインカレに初めて出場する ことができ、一つの目標であった一昨年の笹村さん・木村さんペアの順位を 1 つだけ上 回ることができましたが、決して満足できる順位ではありませんでした。技術的な問題は上で述べた通りですが、精神的にも場の雰囲気にのまれ周りの大学がとても強く見えてしまい、気負けしていた部分がありました。やはり、もっと早くから全日本の舞台に 慣れなければならないと思います。その点では今年度、皆様のご支援のおかげで 3 回生 全員と一部の 2 年生が全日本 470 又は全日本個戦の場を経験することができ、来年に 大きくつなげることができました。来年は 3 年生がこの経験を活かして今年よりもいい 順位をとってくれることと期待しております。何卒来年度からもご支援のほどをお願い いたします。
以上
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